水泳を健康に役立てよう
高齢者でも取り組みやすい運動として、「水泳」があります。
水泳はプールで泳ぐ運動ですが、高齢者でも比較的無理なく行うことができるため、最近は定期的にプールへ出かける人も多いです。
水泳のメリットは大きく分けて3つあります。
まずは「怪我の心配が少ない」という点です。
水泳は水の中で運動をするため、こけたりボールに当たったりする心配がありません。
足を滑らせたとしても体勢を少し崩すくらいで終わるため、高齢者でも安全に行えるのです。
また、水泳は意外と大きな体力を消費する運動です。
水の中を泳いだり歩いたりするとき、人は全身の筋肉を使っています。
プールから出たときに疲れを感じるのは、こうしたことが原因です。
つまり水の中で気持ちよく泳いでいても、それはとても良い運動になっているのです。
高齢になると運動をするのが大変になり、けっきょく何もしていないという人は多いです。
水泳なら楽しみながら行うことができるため、とても向いている運動といえます。
さらに水泳は、「水の中にいることでのリラックス効果を得られること」もメリットです。
水の中で泳いだり水に身を任せたりしていると、気持ちがリラックスしてきます。
開放的な気持ちになることができ、ストレスも解消しやすくなるのです。
こうしたことは、高齢者の健康にとても良い効果があります。
泳ぐことによって体を鍛えることができるだけでなく、精神的にも良い効果が期待できるのです。
このように水泳はさまざまなメリットがあり、始めてみるのはとてもおすすめです。
水泳で行う運動にはどのようなものがあるか
水泳で行う運動はさまざまな種類がありますが、高齢者でも取り組みやすいのは「ウォーキング」です。
プールの中を歩いていると、それだけで良い運動になります。
上でも紹介したように、水の中を動くと体全体の筋肉を使います。
そして体力を消費しますが、これはウォーキングをしているときにもいえます。
公園などでウォーキングをするのも良い運動になりますが、水泳での運動もとても効果的なのです。
これまであまり運動をしていなかった場合、まずはウォーキングから始めるのはおすすめです。
しばらく水の中を歩いて、しばらく歩いたら休みましょう。
そしてまた歩く、という動作を繰り返しているだけで、元気な体づくりをすることができます。
もうひとつ効果的な運動に「平泳ぎ」があります。
平泳ぎは誰でも簡単にできる泳ぎ方で、手足をカエルのように動かして泳ぎます。
泳ぐのが苦手でも取り組みやすい泳ぎ方です。
水泳で健康的な体づくりをしよう
水泳はこのように、健康的な体づくりをするためにとても効果があります。
継続することでその効果はより高まってくるため、興味が湧いたらぜひ始めてみてください。
また、市民プールなどでは水泳の講座などが開催されていることもあるため、これに参加してみるのも良いでしょう。